就業規則は、労働時間や賃金等の基本的な労働条件や職場の
服務規律を定め、それを文書化した、使用者と労働者との間の
ルールブックです。
事業場の実態に合った就業規則を定め、それを労使双方が良く
理解することにより、労使間の無用なトラブル防止が可能に
なります。
トラブルの多くは、労働者が就業規則を知らない、
殆ど理解していない、使用者が就業規則違反を知りながら
破る、就業規則の内容がその事業場に合致していない等、
未然に防げるものです。
就業規則はとりあえずある!
ただ、作成した就業規則に問題がないか心配になったことはありませんか?
また、なんとなく不安があるけど見直すポイントがわからずに放置した経験はありませんか?
このような悩みから解放されるために、就業規則を新規作成または見直す際に、
「就業規則診断」がお勧めです。
なぜ「就業規則診断」が必要なんでしょうか?
それは、「企業経営をするうえで会社が社員に守ってもらうこと」と
「役所に出さない書類」を“まずはチェックする”ためです。当然といえば当然です。
ただし、多くの企業では1つ1つの根拠を明確にせずに、言われるがままに就業規則を作成している例をよく見かけます。特に「守ってもらいたいことが何なのか?」が経営者自身明確になっていないのです。
なんとなく完成してしまったという状態でしょうか?。
これまで就業規則作成時に経営者のお悩みを聞いて、あることに気づきました。
それは、「社員が就業規則の内容を理解できるレベルで作成してほしい」というものでした。 就業規則は、働くうえで重要なルールです。社員が理解できないと意味がありません。
そして、もう1つが、
社員から就業規則の内容について質問をされた時に、根拠を明確に答えることができるための仕組みです。
就業規則を新規作成または見直しのいずれにしても、まずは就業規則の診断を通して、経営者が社員に守ってもらいたいことを明確にし、そして役所に必ず届出等しなければならない書類についてチェックすることから始めてみませんか?